湿潤療法

　昭和生まれの私などは、擦り傷切り傷などはマキ〇ンで消毒して、不安なら化膿止め塗って絆創膏やガーゼを貼るのがスタンダードな治療法と刷り込まれていました。そこでできたまだ完熟してないカサブタをおそるおそる剥くのがちょっと好きだったりしたものです。
　今は湿潤療法が主流なのですね。じくじく出てくる体液(湿潤液)が皮膚の再生を助けるのだそうです。そこで消毒してしまうと折角再生しつつある細胞まで殺してしまうのだとか。なるほどー。抗生物質が腸内の善玉菌まで殺してしまう的なアレですかね。
　今回の娘のキズは、かなりアスファルトで擦りおろされていて出血もそこそこあったので、どうしたものか迷いましたが…元気な十代ですし現代医学を信じてGOしました。
　湿潤液が多く、絆創膏からもれることもありましたがカサブタもできずに無事皮膚が再生したようです。
　しかしキズの深さや汚れの付着具合などは様々で、体調・免疫力・持病などは人それぞれなので、万人にOKであるとは断言できません。自己責任でお試しになってください。
　動物にかまれたり、サビた鉄で作ってしまったキズなどには向かないそうです。化膿の兆候・発熱などがある場合も、速やかに皮膚科などを受診していただきたいです。
　利用にあたり、ケアリーヴの説明書を参考にさせていただきました。