国立西洋美術館と国立科学博物館

趣味

国立西洋美術館  

 夏休みももうそろそろ終わりだね企画、娘と一緒に写本と恐竜と生物標本を見に行こうツアーです。
 先週の新東京美術館のデ・キリコ展に続き、上野恩賜公園を目指します。
 今日の目的は、まず国立西洋美術館、恩賜公園に入ってすぐ右側にある美術館です。現在開催中の企画展は、これです。25日に終了してしまうのでギリ間に合いました。

 主に中世ヨーロッパで聖書を携帯するために、小さな文字でびっしり書き写して装飾なども施したのがこの写本で、まだ印刷技術がない頃のは全部手書きなんですねー。

 ↑「セントオールバンス聖書」口を指さすダビデ王
 細かい!細かすぎる!!獣皮紙って書いてありましたけど、羊の皮ですかね。こんな細か~いの書き写してて、最後の最後で致命的な綴りミスをしたら心臓発作起こして死んじゃいそうです。ものすごい労力と集中力を注ぎ込んでますね。500~700年前の名もなき修道僧たちの芸術品です。
 さりげなく周囲の装飾にドラゴンがいたりして、ゲームオブスローンズの世界に思いを馳せます。ドラクエの新作にも…(早くでないかな)。ヨーロッパの中世世界にもロマンがありますねぇ。

↑「ズヴォレ聖書」零葉
 
聖歌でしょうか、楽譜なんかもあって興味深いです。

↑聖務日課聖歌集由来ビフォリウム

 展示場はこんな感じで、来場者はわたくし同様年配の方が多い印象でしたが、高校生の団体もいて、鑑賞しつつメモ取ったり宿題?っぽいことやってましたね。今日はド平日だしガラガラかと思いきや、有名画家の企画展ではないにもかかわらず、まあまあの入りでした。
中世世界にトリップできる静謐な空間、妄想広がる企画展でした。いいもの見た…。


国立科学博物館  
 次は、西洋美術館に隣接する国立科学博物館を目指します。企画展は「昆虫MANIAC」だそうで、昆虫には一ミリも興味が持てない私たちは何のためらいもなく常設展へ。夏休みですので、やはり小学生連れの家族が多いですねー。
 国立西洋美術館で中世世界にどっぷりと浸ってお腹もすいたところで、まずはランチをいただこうということで、精養軒が入っているレストラン、ムーセイオンに向かいます。
 いろいろ面白い企画メニューがあります。私は、鶏肉・チーズ・塩昆布の岩石ステーキにマグマに見立てたトマトソースを合わせた「チキンのチーズステーキ」をたのみました。↓

 確かに岩石っぽいw!たいして期待していませんでしたが、おいしかったです。これは再現できそうなので、今度作ってみましょう。娘は溶岩風フィレ肉ステーキ丼を食べていました。これもおいしかったそうです。


地球館

↑やっぱりおさえたいティラノサウルス!迫力ありますー。

↑デカさが伝わらないけどトリケラトプスー
特に恐竜好きというわけでもないですが、やっぱりここまで大きい標本は圧倒されますね。

↑なぜかもののけ姫のテーマ曲が脳裏をかすめます。あ、全員ヤックルっぽいからですかね。
人類に何を語りかけているのでしょうか…。生き延びてきた種に感謝です。

 ミュージアムショップで売っていた虫入り琥珀、1億年前の虫が入ってる琥珀ですよ!ジュラシックパークにも出てきた!地球が作り出したタイムカプセル!ほしい~~けど、ちょっと衝動買いするには考えてしまう物と価格…。次回行っても欲しかったら買ってしまうかも。

↑本日の土産。国立西洋美術館で写本の作品集、国立科学博物館でクラゲとウミウシの絵葉書、太陽系ヘアゴムガチャで出た地球ヘアゴム(娘)。
 ラテン語なんて全くわからなくても、写本は美しくて楽しめますね。
 美術館と博物館のはしごで1万歩以上歩いて足は疲れましたが、目と心に十分な栄養がとれました。

 そしてもう一つ掘り出し物。帰りに上野駅近くの成城石井で買ったトリュフのタマゴが思いのほかおいしいくて、今いいつまみになっています。

涼しくなったらまた行きたいですね。夏はやっぱり暑くて疲れます。

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